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2021.07.16

非認知能力を伸ばすメリットとは?

非認知能力は、学歴や雇用、生涯年収など人生の節目においてプラスに影響を与えます。
【人生をより豊かに生きることができる】
これが非認知能力を伸ばす何よりのメリットではないでしょうか?

 

◆将来に良い影響を与える社会的根拠
これをお伝えする上で分かりやすい例が、「ペリー就学時前教育プログラム(ペリー・プレスクール・プロジェクト)」。
これは非認知能力が将来にどのような影響を与えるかを、ノーベル賞受賞者であるシカゴ大学経済学者のジェームズ・ヘックマン教授が行った社会的調査です。

調査は貧困世帯の子ども3~4歳123人を対象とし、その約半分に、週3回、午前中に毎日2.5時間授業を受けてもらい、週に1度教師による家庭訪問が1.5時間行われました。
授業では専門的知識をもっている教師が、読み書きや音楽などを通じて“子供たちの自発性や創造性を高めるための活動”を2年間続けたそうです。

 

◆40年に渡る追跡調査の結果
就学前教育プログラムに通った子どもと通わなかった子どもで、その後の生活にどんな違いが生じたのでしょうか?
調査の結果、3歳から4歳児の時点で質の高い教育を受けた場合、そうでない場合よりも、雇用形態や所得、学歴、仕事ぶりや社会的能力において優位な差があることが分かったのです。
つまり、幼児期から“自発性や創造性を高めるための専門的な教育”を受けることは、将来に良い影響を与えると言えます。

人生100年時代。
【人生をより豊かに生きる】ために、子どもの知能開発だけに着目するのではなく、非認知能力を伸ばし「人間力」を身に付けさせてあげたいものです。

 

参考資料
ちいくるhttps://chiikuru.jp/perrypreschool/

 

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