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近年、子どもたちは、親子で触れ合う遊びや身近な自然と親しむ機会が希薄化してきています。このことは、豊かな感性や表現する力の育ちに大きく影響を及ぼしているのではないでしょうか。

今回は、幼児教育の一つとして再評価されている”わらべうた”をテーマに、表現について検証をした事例などを用いて、わらべうたがもたらす効果について考えてみたいと思います。

 

 

“わらべうた”ってな~に?

昔から、子どもが遊びなどの日常生活の中でうたい、長い時代を経て人から人へ伝えられてきた伝承歌のことです。

歌と遊び(動作)がセットになったこのわらべうたには、人々の暮らしや思い、そして人間として生きるための大切なメッセージが込められています。

メロディーは音域が狭いため、子どもにとって無理なく歌うことができるのが特徴です。

「かごめかごめ」や「はないちもんめ」などは、誰しも一度は歌って遊んだ記憶があるのではないでしょうか。

 

 

”わらべうた”がもたらすメリット

では、わらべうたにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

幼児に対する効果として、下記に記したようなメリットがあると言われています。

①コミュニケーションの手段になる

・言葉、歌、身体の動きが一体となって、友達同士で楽しく遊ぶ体験が出来る

②言葉や数を教えてあげられる

・楽しみながら、言葉や数を覚えられる。

③運動能力、リズム感を高められる

・遊びながら身体のいろいろな部分を統合して動かすことにより、身体機能の発達を高めることができる。

④生活の基盤作りができる

・生活の基礎となる動きや歌詞がたくさん出てくるため、自然に身につけることができる。

⑤絆が深まる

・触れ合いながら遊ぶので、子どもは親しみを感じ、愛されている実感を持つことができる。

このように、わらべうたは子育てにおいてのメリットがたくさんあり、成長過程において欠かせない音楽の一つになっています。

 

 

研究事例のご紹介

次に、このわらべうたを通して、子どもたちの「表現」や「友達との関わり」を検証した事例をご紹介します。

<検証の流れ>

保育にわらべうたを取り入れ、まずは親しむところから始まり、次にクラス全体で触れ合い遊びやゲームをしながらお友達とのつながりを楽しみ、さらには自己表現にどうつながるのかを検証。

※表は抜粋にて作成

【5月】

ねらい:教師や友達と手遊びうたやわらべうたに親しみ,楽しい時間を過ごそう!

<幼児の姿>

・友達との関わりを大切にしながら、安心して参加するようになった。

・まだまだ子どもたちだけでは続かない時もある。

 

 

【6月】

ねらい:クラス全体で触れ合い遊びやゲームをしながら友達とつながる楽しさを味わおう!

<幼児の姿>

・触れ合うことで心がつながる楽しさを感じている。

・自分はクラスの仲間なんだという嬉しさや友達の存在に気がつく。

・イメージした自分の考えを伝えたり、他児の考えを受け入れている。

・各々がイメージした自分らしい表現はまだ見られない。

 

【7月】

ねらい:友達とつながる楽しさを味わい、また自分らしく表現し遊びの楽しさが伝わるようにしよう!

<幼児の姿>

・動きを引き出す「ぐるぐる」からイメージ豊かに身体を動かす。

・保育士と一緒にルールを確認したり、遊び方を考え、楽しく遊べる工夫が見られる。

・振り返りの時間では、自分の考えや意見を言える。

これらの研究から、わらべうたには、周りの人とのコミュニケーション力の向上や、自分の思いやイメージしたことを表現できる手段の一つになっていることが分かります。

最初は友達同士で長く続かなかったことが、時間と回数をかけて、心のつながりを持てるようにまでなりました。

また、自分の想いや考えを徐々に伝えられるようにもなり、遊びの質を高めることで、より自分らしく表現できるようになりました。

 

 

 

■まとめ

子どもの成長過程において、良い効果をもたらしてくれる”わらべうた”。

家庭では、園生活のように多くの人と触れ合う機会を持つことは難しいですが、ママやパパとで歌うだけ・聴くだけでは無く、「目線を合わせて歌う」「歌いながら一緒に手を繋いで回る」など、ほんの少しの工夫を加えることが大事です。

このことは、親子のコミュニケーション力やお子さまの表現力の向上など、これからの時代を生き抜くために必要な力の育成に繋がります。

また、親子での楽しい時間が増えることで、保護者の気持ちに余裕が出たり、肯定的な感情を持つことができたりと、子育てがよりスムーズになることでしょう。

手軽に取り入れられるため、ご家庭でも是非活用してみることをおすすめします。

 

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参考資料

幼児が表現し,つながる楽しさを味わうための環境構成と援助の工夫

~こころの触れ合うわらべうたや手遊びうたを通して~

www.nanbukouiki-okinawa.jp/shimaken/pdf/46-276-yamazato.pdf